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三人の名探偵のための事件 (海外文庫)
三人の名探偵のための事件 (海外文庫) (JUGEMレビュー »)
レオ ブルース
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新世界より/貴志祐介 ★★★★

 1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身につけていた。自然豊かな「神栖66町」で平和に暮らしていた渡辺早季も12歳で「呪力」を手に入れ、「全人学級」で「呪力」の訓練を行うことに。学校の夏季キャンプで町の外に出た早季と友人たちは先代文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこで早季たちは知ってはいけない先代文明史を知ってしまい……。

 

 文庫本で上中下の全三巻、計1500ページ弱の大長編。読むのに時間が掛かりそうだと思ったが第二章からは一気読み。SFという器に青春小説や冒険小説、ホラーの要素が盛り沢山。この作者らしい後味の悪さも健在で、ただ読んでる時だけ楽しい作品というわけでなく、勢いと重みが両立されている。これだけの量がありながらまだ書き足りないんじゃないかと思うほど作者の熱意が溢れていて、さすが構想25年(以上)。

 

 SFの入門編というのを意識したと作者が言うだけあって設定はスタンダード。SFはあまり読まない人間でもサッと物語に入っていけたので良かったと思う。前半部分で主要人物をもっと掘り下げておけば後半が更に面白くなったのにとは思うものの、他の人の感想を見ると前半が辛かったとか挫折したとかいう感想が多いので。これ以上書き込むのは難しかったかもしれない。

 

 人物描写が物足りないのを差し引いても十二分に楽しめる作品なのは間違いない。作者の最高傑作と言って良いだろう。大満足。

 

JUGEMテーマ:ミステリ

| [国内【か行】] 貴志祐介 | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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